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動画RFP/提案依頼書の書き方完全ガイド|良い見積もりを引き出すRFPの作り方【2026年版】

公開: 2026-05-24更新: 2026-05-24読了 約12
動画RFP/提案依頼書の書き方完全ガイド|良い見積もりを引き出すRFPの作り方【2026年版】

動画制作の発注で「思い通りにならない」「見積もりがバラバラで比較できない」と悩む発注者が後を絶ちません。原因の多くは、発注時の情報伝達=RFP(提案依頼書)が不十分なことにあります。中小企業ほどRFPを軽視しがちですが、しっかりしたRFPを用意することで、3社相見積もりの精度・質ともに劇的に向上します。

良いRFPは、制作会社が「真剣に提案する価値がある」と判断するきっかけにもなります。逆に「予算もスケジュールもターゲットも曖昧」なRFPには、制作会社も適当な見積もりを返すだけになりがち。発注者・受注者双方にとって、RFPは効率的なプロジェクト開始の鍵です。

この記事では、動画RFPの必須8項目・テンプレート・相見積もりの進め方・選定プロセスまでを完全解説します。

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RFPを書く理由

RFP(Request for Proposal=提案依頼書)は、発注者が制作会社に対して「こういう動画を作って欲しいので、提案と見積もりをください」と依頼する文書です。中小企業の動画発注では「電話・メールで口頭依頼」が多いものの、これでは制作会社ごとに理解にバラつきが出て、見積もりが比較不能になります。

RFPがあるメリット

  • 制作会社ごとに同じ前提で見積もりが取れる(比較が公平)
  • 制作会社の提案クオリティが上がる(発注者の本気度が伝わる)
  • 社内承認プロセスがスムーズ(役員説明用の資料にも使える)
  • 発注後のトラブル(言った/言わない)を回避
  • 発注者自身が要件を整理する機会になる

RFPなしで発注した場合の失敗例

  • A社は80万円、B社は250万円と見積もりに3倍の幅。比較不能
  • 「想定と違うテイスト」で修正回数が膨らみ、納期遅延
  • 「これは別料金です」と追加見積もりが多発
  • 意思決定が遅れて納期がタイト化

必須8項目とテンプレート

RFPに必ず書くべき8項目

RFPの基本テンプレート

項目記載内容
①目的・KPI動画で達成したいこと(例:採用応募数を月10→30件に)
②ターゲット視聴者の属性・視聴媒体・視聴シーン
③予算・スケジュール予算の範囲(例:100〜150万円)・希望納期
④参考動画テイスト・尺感を伝える参考URL3〜5本
⑤動画の長さ・本数メイン1本2分・SNS用60秒版1本など
⑥納品形式16:9/9:16・MP4/MOV・解像度・字幕有無
⑦撮影条件ロケ場所・出演者の有無・特殊機材必要性
⑧提案して欲しい項目構成案・スケジュール・体制図・類似実績

これに「貴社情報(連絡先・担当者)」「選定スケジュール(提案締切・選定発表日・契約締結日・キックオフ日)」を加えれば、A4で2〜4ページのRFPが完成します。

目的・KPIの書き方

RFPで最も重要なのが「目的・KPI」項目。これが曖昧だと、制作会社は「とりあえずキレイな動画」を提案してきます。具体的な事業ゴールに繋がるKPIを書くことが、提案の質を大きく左右します。

良いKPIの書き方

  • ○ 採用動画:応募数を月10件→30件に増やす(現状値と目標値の両方)
  • ○ 商品PR:LP訪問からの購入CVRを2%→4%に
  • ○ サービス紹介:商談化率を30%→50%に
  • ○ ブランディング:認知度調査の好感度を○○%向上

避けたいNG例

  • × 「会社をアピールしたい」(抽象的すぎる)
  • × 「カッコいい動画を作りたい」(誰が判断するか不明)
  • × 「とにかく見られる動画」(指標が曖昧)

ターゲット・視聴シーンの書き方

属性と視聴媒体・シーンを具体化

  • 属性:30代女性・正社員・年収400〜600万円・首都圏在住
  • 視聴媒体:Instagramリール・採用ページ・面接後フォローメール
  • 視聴シーン:通勤中スマホで・面接後にPCで詳しく
  • 視聴時の課題感:「この会社に応募して大丈夫か」を判断する材料を求めている
ターゲット記載が詳細なほど、制作会社の提案精度が上がります。「採用候補者」だけでなく「○○の不安を持っている30代女性の正社員」まで踏み込むことで、提案動画の構成・トーンが具体化されます。

予算・スケジュールの書き方

予算は範囲で提示するのが定石

予算は「100〜150万円」のように範囲で書くのがベスト。下限・上限を明示することで、制作会社が「下限なら○○できる、上限なら○○まで対応可」と段階的に提案してくれます。逆に予算非開示だと、制作会社が探りで高めの見積もりを出すか、無難な見積もりに走るため、結果として比較・選定が困難になります。

スケジュールの書き方

  • 動画公開希望日(マスト):○月○日(展示会開催日のため変更不可)
  • キックオフ希望日:契約後○週以内
  • 撮影希望時期:○月○日〜○月○日
  • 初稿納品希望日:撮影後○週間以内

選定プロセスと判断軸

選定スケジュールの目安

フェーズ期間
RFP送付〜提案締切2週間
提案内容レビュー1週間
最終2〜3社のプレゼン1週間
選定発表〜契約締結1週間
キックオフ契約後1週間以内

選定の判断軸(スコアリング推奨)

  • ① 提案の質・構成案の説得力(30点)
  • ② 過去実績・類似案件の有無(20点)
  • ③ 体制・担当者の経験(15点)
  • ④ 価格・コスパ(20点)
  • ⑤ スケジュール対応力(10点)
  • ⑥ コミュニケーション・対応スピード(5点)
最安値だけで決めると、安かろう悪かろうになりがち。逆に最高値が正解とも限りません。スコアリング表で総合点を可視化し、社内承認プロセスでも説明できる形で選定するのが王道です。

よくある質問

Q

RFPは何ページくらいが適切?

A

A4で2〜4ページがちょうど良い。長すぎると制作会社が読み込みにくく、短すぎると要件が伝わりません。本文+別添資料(参考動画リスト・撮影場所写真)の構成が定番。

Q

参考動画はどう選ぶ?

A

自社業種・自社サイズの企業の動画を3〜5本選定。テイスト・尺感・トーンの近いものをピックアップし、「特にこの部分を参考にしたい」とコメント付きで提示すると伝わりやすい。

Q

RFPは何社に送るべき?

A

3〜5社が現実的。10社以上だと管理が大変で、選定にも時間がかかりすぎる。事前にホームページ・実績で候補を絞り込んでから送付するのが効率的。

Q

予算非開示で提案を求めるのはOK?

A

非推奨。制作会社にとって予算非開示は「探り合い」の時間が無駄に発生し、結果として精度の低い見積もりになります。範囲提示が双方にとってベスト。

Q

RFP発送後の質問対応は?

A

質疑応答期間を1週間設けるのが定番。質問への回答はすべての提案社に同時共有(公平性確保)するのが鉄則です。

まとめ

良いRFPは、目的/KPI・ターゲット・予算/スケジュール・参考動画・動画仕様・撮影条件・提案項目・選定スケジュールの8項目を網羅することで、的確な提案と質の高い相見積もりを引き出せます。

RFPの精度がそのまま発注プロジェクトの精度に直結する、と理解することが発注成功の第一歩です。

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